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過去話で、バクシーとジャンの出会いを書いてます。
公式ssでバクシーの過去編が出てきて大変滾りました^p^
ただ

公式の設定をかなり妄想で変えてます

ので、公式と違う二人が苦手な方はご注意下さい^^;;(女体化とかでは無いです)
あと、私の理想像がかなり詰め込まれてますww
キャラ違ったりしてても

来いよ・・・・(セクシーダイナマイツ)

な方は【続きを読む】からどうぞ(*^p^*)ノ<私が惚れる!




最高にクソったれで最低な日に俺は産まれた。


顔もよく覚えてねぇ犬の糞みてぇな匂いの男と、俺をいつも殴りつけ愛してると泣きながら抱き締める狂った女の家で育った。
その時に愛なんてーのはクソ以下のもんなんだと認識した。

殺したいと思ったかって?

殺したいと思うほどの関心も無かったな。
俺はこの家を出て行くと思ってたし、まだその時じゃねえってこともわかってた。
そしてある夜―


俺は豚小屋を捨てた。


後に奴の話を聞いて、この頃の俺は八歳なんだと。
自分の歳なんて知らなかったし、特に知る必要はなかったしな。
さすがに3日何も食わずにウロウロしてたら限界が来た。
まぁなんせまだガキの時分だ。一人で生きてくのは無理だった。
で、運良く見つけた修道院の前で空腹のあまり気失ってたらシスター共に拾われた。
俺は教会も神ってやつも反吐が出るほどでぇーっきれーだけどよ!

「おぉ…なんという。こんなに幼い子が痩せ細って…神よ。
大丈夫です。私達があなたを受け入れましょう」

そこは孤児の面倒もみているようで、俺はそいつらと一緒に過ごすことになった。
中にはイタ公も居やがったかな。

「あなたの名前は?」

すぐにママと呼ばれている年老いたシスターの前に連れて行かれた。
そのババァはシワだらけの目で俺の顔を静かに見据えやがった。
この時の俺は目が隠れるくらいのボサボサ頭で、
人に触れられるのを極度に拒んでいた。
俺を生んだキチ,●イは俺の目が嫌いだと言った。

「知らない。呼ばれたことがねぇ」

「まぁ…あなたが首に付けているペンダント…見せてくれないかしら」

そいつは俺が生まれた時にクソ共が俺の首にかけたクロスのネックレスだ。
金目の物と交換できやしねぇかと持ってきてた。――まぁ後で一銭にもなりゃしねぇって捨てたけどな。
ババァは渡したクロスをじっくり眺めた後、ゆっくりと話し出した。

「あなたはバクシー・クリステンセン。そうですか…聖なる夜に生まれたのですね」

慈悲を込めた口調と視線にツバを吐きたくなる。
そいつぁ俺が一番聞きたくねぇ言葉なんだぜ?
俺が黙っていると、さらに続けた。

「文字の読み書きはできますか?」

「できねぇ」

自分の首にぶら下がってる名前にも気付かないくらいだ。
俺は文字が読めなかった。

「ならば教えましょう。きっとあなたの役に立つはずです」

そう言ってババァは笑った。

その日から俺は字の読み書きから、数学、歴史などあらゆる知識を詰め込んだ。
知識を得るのは悪くねぇ。ただ退屈な生活を送るよか、何倍も有益だ。
それに俺はここを出るつもりでいた。
一人で生きていくために知恵は必要だからな。
俺は他のガキには一切関わろうとせず、ひたすら静かに過ごした。

そして二年くらい経ったある日
 

「皆、集まって下さい。新しい家族です。名前はジャンカルロ。
これから共に歩みましょうね」

シスターの後ろから眩しいくらいの金髪と仏頂面が見えた。

第一印象は【頭悪そーな奴】

まぁそん時はそんだけだ。一瞥して俺は生物学の本に戻った。


「ジャンカルロ!またあなたなのですか!グラスを割るなんて!罰として窓拭きです!」

しばらく経たない内にあいつの名前とババァ共の怒鳴り声が日常的になった。
いたずらだけじゃなく、何度も抜け出してとっつかまってやがるらしい。

馬鹿じゃねぇの?

俺ならもっと上手くやる。

でも


「まだ早ぇ…」


俺は夕日に赤く染まった血のような空を見上げた。

 

その三年後俺は抜け出した。



⇒続く
 







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